忘れ物 今週だけは 捨て置けず
2011-02-10


ここ最近に春を思わせる亜多々差を感じる日もあったのだが、明日は冬へ逆戻りして雪が降る場所もあると噂されるほどに冷え込むそうで、天気予報を聞いている時点で出掛ける気力を削がれてしまった。
明日が寒くなるのであれば、今夜から冷え込んでいく可能性は簡単に想像できたことから、気温が下がる前に帰宅したい気持ちと、週末に行く趣味の買い物をして行きたい欲求が衝突する中で帰り支度をしていた。

些細な葛藤の中で手を動かしていた影響なのか、会社へ携帯電話を置き忘れたまま駅前まで出てきてしまい、引き返す行為が面倒に思えた上に冷たい風が吹いていた事もあり、週明けまで放置しようかと本気で悩んでいた。
年に数回しか鳴る事が鳴る機会がなくて、ブログの記事を書くツールとしての活躍が主な役割となっているため、電車の中が退屈となる以外に対したデメリットは感じられなかった。
そのため携帯電話を置き忘れ事実へ気付いてから3歩ほど前進したのだが、先週末に見積もりを頼んだ大工からの連絡を待っている事と、連絡先として自分の携帯を指定していた事を思い出した。
つまり、今週末は年に数回しかない携帯電話が本来の役割を果たす機会であり、何があっても手元へ置いておく必要があった。
こうなってくると「回収は週明けでも良い」なんて言っていられなくて、溜め息を漏らしながら視界に捕らえていた駅へ背を向けて、寒さへ震えながら歩いてきた道を引き返す羽目となった。

会社へ戻るとT社員が帰宅する準備を整えた所だったので、寒空の中を駅前から引き返してきた我が身の不幸を聞いてもらったり、明日が寒くなる予報に声を揃えて「絶対に出掛けない」と宣言したりしていた。
2度目の帰り道はT社員が話し相手となってくれた事に加えて、少しでも体を温めようと早歩きをしてきた甲斐もあって楽に感じられた。
[雑記]

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