愛情を 持てない癖に 医師だとか・・・
2012-06-02


つい数分前までは機嫌も良かったのだけど、食事を終えて皿洗いに取り掛かった辺りから雲行きが怪しくなってきた。
週末に機嫌が悪くなる理由なんて家族絡みしかないわけで、今回も父親の下らない発言が切っ掛けで平穏な心へ細波が立ち始めた。

事の発端は父親がペットの猫に関して、犬のように鎖へ繋いで家の敷地から出さないようにすべきだとか言い出した事にある。
自宅の周辺は猫屋敷と呼ばれる住宅の存在もあり、比較的に猫が多く見掛ける土地柄となっていて、我が家の庭先へ猫が入ってくる事も珍しくなくて、そう言った状況が気に食わないらしい。
最終的に漏らした本音が上記の通りだけど、直前まで放し飼いにされている猫から伝染病が蔓延する危険性を心配しているなどと、小綺麗な理屈を後から取って付けた行為がどうにも許せなかった。

ましてや、猫にとっての日光浴がビタミンDの補給と衛生面で必要だとの認識も殆ど持っておらず、完全に室内だけで飼っていても問題ないとか主張してきた。
俺はその主張へ対して、餌を工夫することでビタミンの補充させたり、病気への抵抗力を高めたりとできるけれど、健康とは栄養バランスだけで成り立っている訳でないと反論した。
すると、父親は畜産に深く関わっていた経験から自分が獣医だと言い出して、猫は室内へ閉じ込めた状態でも健全に飼育できる動物であると主張してきた。

父親の得意分野である畜産は突き詰めれば生産行為であり、食肉として出荷できるまで健康に育てる事を目的としており、ペットの飼育とは根本的に異なっている。
それに加えて、畜産業の中で行われる医療行為を見知っている程度の浅い知識で「獣医」を名乗る行為に対しても怒りを禁じ得なかった。
まして、父親は動物へ対する愛情が欠けているという致命的な問題点を抱えており、そんな気構えで医者を名乗るなど馬鹿馬鹿しくて、会話を中断してリビングを出てきた。
そして、怒りに任せてキーボードを叩いているという現状へ至る。

日中は本当に穏やかな時間が過ぎていて、ここ数日の寝不足分を解消するように10時頃まで寝床へ居座って、Toda氏との昼食会へ出掛けてから、自宅へ戻って食休みがてらにアニメを見ていた。
空似鉛色の雲が張り出して涼しくなってきた16時頃に散髪へ行こうと再び家を出てみれば、強烈な向かい風に襲われて軽く息を切らせながら5kmほど先にある床屋へと到着する。

普段なら最低でも30分ある待ち時間の間に呼吸を整えたり、汗を引かせたりしてから散髪が始まるのだけど、今日は待ち時間がなかったので汗だくのまま椅子へ座らされてしまう。
汗が玉になって顔を伝い落ちる度に申し訳ないと感じていたのだが、ビルの節電対策でエアコンの温度設定を管理事務所に握られて、日当たりのよい店舗は外よりも暑い状態となっていて、汗塗れも珍しくないと軽く受け流してもらえた。
俺は強烈な向かい風へ立ち向かっていた影響で体が熱かったので、内と外でどちらが暑いのか判別できなかったけど、帰り際に意識してみると確かに外気の方が2度くらい涼しかった。

節電も大切だと思うけど、せめて外気と遜色のない温度までエアコンを掛けさせてやってほしいと思った。
今日の待ち時間ゼロもエアコンの機器が悪くて店内が暑くなっていた影響に思えて、そうなると営業妨害に当たるのではないかと考えていた。
[雑記]

コメント(全0件)
コメントをする


記事を書く
powered by ASAHIネット