犯人が カメラの前で 語り出す
2014-03-05


今週始めに千葉県柏市で発生した連続通り魔事件について、目撃者を語る男性の口から牛刀という単語が飛び出した。
牛刀とは一般的に万能包丁と呼ばれる刃物であって、人目で判別できるような特徴を持たない上に、今回の事件で初めて聞いた人も多いだろう名称でもある。
凶器が牛刀と銘打たれた刃物であると知る犯人でもない限り、普通なら包丁と表現するに留まるはずである。
そんな推測から犯人がカメラの前に出てきて、第三者として振る舞っているのではないかと疑っていた。

そんな話を会社でもしていたのだけど、夕方になって重要参考人の家宅捜索が始まったとの報道が流れてきた。
氾濫する情報を寄り分けていった感じでは、家宅捜索を受けているのは牛刀を口にした男性らしくて、やはりそうだったのかと別の所へ関心を向けていた。
現状では逮捕されていないが、犯行を動画で記録したといった話までしていたらしく、証言が一貫していなかったり怪しさがあるので、逮捕の報道が流れるのも時間の問題だろう。
犯人と思しき人物が浮かび上がった事で関心事は、どういった経緯で牛刀という珍しい単語が出てきたのかに移っている。

ここ最近は犯人が素知らぬ顔でカメラの前へ立つ事が多くて、昔に「犯人は現場に戻ってくる」と言われていたけれど、今は「犯人はカメラの前で語り出す」という傾向が有るようだ。
「第一発見者が犯人」という言葉もあったのだから、似たり寄ったりな気がしなくもない。
[雑記]

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