2021-08-07
今日は昼近くに台風の余波で発生した雨雲が一塊だけ掛かってきて、一時的に雨の降る可能性を聞いていた。
耳鼻科へ通院する予定があったので眠い目を擦りながら出てきたせいか傘を持ち忘れてしまった。
引き返せない距離でもなかったけれど、大きく出遅れると診療数の上限へ引っ掛かって診察を受けられない危険性もあったし、雨の降り出す前に終わりそうな予感もあったので突っ切った。
結果としては通院の終わった帰り道、病院と自宅の中間地点にある本屋へ寄り道しようとしたら、前方から校庭と同じくらい大きさに見える真っ黒な雨雲と雨の匂いが流れてきた。
見た目と匂いから本屋で買い物している間に通り過ぎそうだと気にせず入店したのだけど、買い物が終わってもなお土砂降りの雨が降り続いていて、水煙の立ち上る風景が広がっていたから唖然とした。
雨宿りも兼ねているからと30分ほど店内へ居たはずなのに、ここまで長く降り続くような雨雲でなかったはずで、何か妙だと思いながら様子見していた。
Toda氏との昼食会へ遅れそうになってきても雨足の弱まる事がなくて、吹く風の影響で本屋の上空で雨雲が発達し続けている可能性を考えて、土砂降りの中を強行突破してみた。
結果として道中にある下った直後に上る坂道を境にして雨足が弱まり、上った先にある下り坂を抜けると完全に雨が止んでいた。
上昇気流を生み出している坂道を越えれば、雨雲の発生地点から抜け出せるので雨の降っていない場所へ辿り着けるという寸法だったのだろう。
何だかんだでずぶ濡れになったので昼食会の前に着替えたけれど、直感が的中したと理解した時はなかなか気持ちよかった。
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