現在のプロジェクトにおいてコーディング規約として、開発方針とサンプルコードの２つが提供されていて、それらを基にして開発を行っていく手筈となっている。
しかしながら、サンプルコードにコメントが全く書かれていない上に開発方針と照らし合わせた時、多くの矛盾点が出てくるために混乱が混乱を呼ぶような状況となっている。

サンプルコードの開発者に説明会を設けてもらうも、自分の言いたい事だけ言って質問を重ねると不機嫌になる有り様だったそうで、殆ど得るものが無いままに時間切れとなったそうだ。
そんな悲惨な状況を経験した直後に核開発チームのリーダーが集まってのミーティングがあって、他チームからもサンプルコードに対する問題点が多く挙げられて、サンプルコードが開発のネックになっていると結論づけられたらしい。

こうなるとサンプルコードの開発者も無視できる状況でないらしく、渋っていた情報開示を強制された結果として、開発方針を読まず好き勝手に開発している様子が透けて見えてきた。
開発方針へ従っていると思ってみるから混乱するわけで、サンプルコードだけで方針を決めていけば何とか作れそうだと分かったので、長らく停滞していた開発を再開できそうな雰囲気となってきた。