2009-02-24
昨日の帰り道に殆ど人がいるのを見たことのない交番へ入っていこうとする白バイが居て、珍しいこともあるものだと驚いてしまった。
その交番の前を通り過ぎての通人はかれこれ 5年近くになるのだが、駐在さんの姿を見たのは昨日で 3度目だと言えば珍しさの度合いが分かって貰えるだろう。
この交番は俺の中であまり印象が良くなくて、前回に駐在さんと擦れ違った時は自転車に着けているライトの電球が切れていて、明かりをつけるように注意された経験がある。
もちろん夜盲症なんて障害を抱えている俺が無灯火で自転車を走らせる事なんてまずないので、最初は何を言っているのだろうと訳が分からなかった。
しかし、後続の車が無くなって明かりが足りなくなった時にライトから明かりが出ていない事に気が付いた。
調べてみると電球が切れていて明かりを灯しているつもりでいながら、実は無灯火だった事に驚いた経験がある。
そんなわけで駐在さんが見えたところで嫌な物を感じながら脇を通り過ぎた瞬間に「電気を点けて下さいね」という声が聞こえたから驚いた。
何かのデジャブかと思ったのだけど、思い返してみると土曜の豚しゃぶパーティの帰り道に自転車のライトが点いていないという指摘があった気がする。
その時は隣を歩いていた同窓生に合わせて歩きだったから、速度が足りなくて点いていないのだと思ったのだけど電球が切れている事が原因だったらしい。
それにしても、俺のライトの電球が切れると駐在さんが現れるという奇妙な偶然には驚かされる。
下手して同じ時間を繰り返し体験する時限回廊にでも迷い込んだのではないかと不安を感じてしまうほどだった。
しかし、そんな戯れ言を考えていられたのは最初だけで、すぐ目の前に広がる暗闇は恐怖で、背中を冷たい汗が伝い落ちていった。
最近は明かりの絶対数が減っている事もあって明かりを持たずに走行するのは本当に神経をすり減らす行為だった。
これで後ろから車でも来てくれたら楽だったのに、今日に限っては後続車はおろか対向車さえも見当たらなかった。
もっとも俺の目において自転車のライトでは明かりとして役不足であり、自分の存在を知らせる事が主目的だったりする。
最近は路側帯に反射板が設置されたから世話になる場面は大きけれど、自動車の明かりが期待できる場所や該当が点在する走りやすい道を選んでいるので消えていても気付かない程度の存在だ。
普段はそう思って軽視しているのだけど、やはり在るべき明かりがないというのは不便なものだ。
というわけで、今日は帰りに換えの電球を探しに行ってきたのだけど見つける事ができなかった。
電球そのものはあるのだけど、俺が使っている光量の多いタイプは取り寄せになってしまうらしい。
地元の自転車屋では普通に置いてあっただけに油断してしまった感はあるが困ったものだ。
そういえば、前回に駐在さんが無灯火を注意した時も自転車屋が開いている時間に帰宅できなくて四苦八苦した覚えがあるな。
ここまで見事に条件が揃うと、滅多に人の居ない交番は俺にとっての鬼門なのではないかと思えてくる。
出きることなら、二度と会いたくないと思ってしまう今日この頃だ。
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