青空に 喜び勇み 出掛けたが・・・
2012-04-07


花見へ出掛けたいので早めに就寝するはずが、何故か夜更かしコースへ入っているという愚行の末、今朝は予定より1時間遅れでの起床となった。
同時にカーテン越しに日差しを感じると、寝不足を軽く吹き飛ばす興奮状態へ入ったため、意外と目覚めはスッキリとしていた。

朝食を済ませて自宅を出る前に、サイクリングへ付き合ってくれる頼もしい愛車のメンテナンスを開始する。
久しく乗っていなかった事もあって、全ての留め具がちゃんと締まっているか確認して、タイヤの空気圧もしっかりと調整しておいた。
スピードメーターは前回の使用の際に、電池切れを思わせる不穏な動きを見せて嫌な予感がしていたが、予想通り起動してくれなかった。
さらに、ブレーキの掛かり方も再び悪くなっていて、手元の微調整では対応し切れないレベルだった事もあり、まずは自転車屋へ立ち寄る必要がありそうだった。

何かと問題が山積する幸先の悪さを感じながら家を出て、まず最初に自宅近くの桜並木へ行ってみると、満開となっているはずの桜が強風に散らされて無惨な状態となっていた。
カメラを構える気力が失せるレベルで散っていて、最も好きな花見スポットだけに出発して数分で早くも心が折れそうだった。
まだ咲きかけの蕾もあるので、明日に出直そうと考えて素通りしたけど、今日も風が強くて枝が揺れていたから、更なる絶望感を味わう羽目となりそうな予感がした。

この調子で行く先々で落胆を繰り返す可能性に溜め息を漏らしつつ、まずは航空発祥記念公園へと行ってきた。
例年なら宴会で騒がしいのだけど、今年は週末の風が冷たかったり、桜の咲き具合が残念な事になっている影響なのか静かだった。

嫌な予感に足取りが重たくなる中、お気に入りの桜を見に行ってみる。
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●フルサイズ【2848*2136: 1.32MB】
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●フルサイズ【2848*2136: 1.41MB】
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青空に映えるピンク色とは行かないまでも、それなりに見頃となっている桜を発見できて安堵と感動の溜め息を漏れていた。
しばしの鑑賞の後に、強風の被害を受けた桜を避けつつも映える角度に苦心しながら撮影してきた。

その後に自転車屋までの道中にある桜は悲しい状態だったの素通りして、ブレーキワイヤーやタイヤの空気圧を調整してもらい、本格的に準備が整ったところで気合いを入れてペダルを踏み込んだ。
今日の所は体力的な不安もあるので、例年通りに母校である大学へ進路を定めたのだけど、笑ってしまうほど強烈な向かい風が続いてくれて大変だった。
しかも、道中に点在する桜は強風の被害を諸に受けており、素通りの連続で信号待ちの他にペダルから足を離すことなく、延々と20kmほど走り続けた。
普段なら撮影が小休止となるのに対して、今日は完全にノンストップだった事もあり、予想以上に疲労が蓄積してくれて、予定の60kmコースは無理な気がし始めた。

敗戦続きで「この辺りは全滅か?」と思っていた矢先、吹く風が一段と冷たくなったかと思えば、空が曇りだして唯一の救いだった日差しが消えてしまい、普通のサイクリングへ気持ちを切り替えた方が良いように思えてきた。
当初の目的地までは行こうと走り続けていたけど、桜を探す気力が消えかけていた。
そんな気重な道中、唐突に見頃の桜が横目に入ったから驚いた。
慌てて引き返してみると、以前にも立ち寄った事のある小さな寺を桜が彩っていた。
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